小中学生が育むホタルの淡い光 清掃続け増加
愛媛県松山市河中町の日浦小中学校周辺で10日、ホタル観賞会があり、小中学生や保護者ら約500人がホタルの乱舞に酔いしれた。
30年以上前から開催。同小中学校は川の清掃活動などを通してホタルの育成に取り組んでおり、中学生は「日浦緑の少年団」として、「ホタルロード」と名付けた石手川沿いの約1キロで生息数の調査などをしている。
10日は、約千個の竹灯籠が道を照らす中、ホタルが淡い光を放った。オカリナとハープの演奏もあり、来場者は山里の初夏のひとときを楽しんだ。
調査を続けている中学生によると、近年は生息数が増加傾向にあり、10日は最大で100匹を確認した。2年の男子生徒(13)は「これからもホタルが出るように活動を頑張りたい」と話した。